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ニュータイプ覚醒論 第40章

日本人はなぜ褒めないのか



あなたは人を褒めますか? 
あなたは人に褒められますか?

この問いに即答で肯定できるなら、あなたは素晴らしい。

しかし、該当する日本人はほとんど存在しないでしょう。
それほど「褒める」という行為‥すなわち称賛は、日本人に無縁なものなのです‥限りなく。


日本人はなぜ褒めないのか?

本章ではそれを紐解きます。

ぜひご一緒に考察してください☕


この現実と背景を知り‥感じることができれば、
今日明日から人生が変わりはじめる、輝きはじめると、
私は確信するものであります。


日本人は褒める?褒めない?

👨男性は限りなくゼロ!?
👩女性は意外と褒める!?


💟プライドという障壁



日本人が褒めないのは一般に、シャイ‥照れ屋・恥ずかしがり屋・内気(感情表現が苦手)であるからと云われます。
これは決して間違っておらず、むしろ的を得ていると思います。

ただ‥このシャイ、意味合いとして筆頭は「恥ずかしさ」となるでしょう。
恥ずかしいから照れる、恥ずかしいから感情をうまく表現できない、と言うことができます。
また普段よくしゃべる人でも、その恥ずかしさから人前では上手くしゃべれない、なんて事はじつによくあることです。


そもそも、なぜ恥ずかしいのでしょう?

恥ずかしいとは、意味をたどると文字どおり‥恥(はじ)から来ています。
恥だと感じる ⇒ 恥ずかしい

また…
照れることは、恥をごまかすこと
内気なのは、恥を恐れ隠すこと

そんなふうに捉えられるかと思います。


すなわち「恥ずかしい」という感情は、恥への無意識かつ本能的な防御反応なのです。そして何のための防御かといえば、他ならぬプライド(クソ意地・自尊心)を守るためです。

🚩プライドの高さゆえ

褒めるという行為(称賛)は、プライドが高いとできない行為です。

なぜならば、褒めることは必然的に相手を持ち上げることだからです。

相手を持ち上げることは自分が下になり得る(恥だと感じ得る)ことを意味します。
プライドが高い人にとって、それは何よりも嫌なことであり、また屈辱的なことです。


自覚がある人は少ないですが、日本人はとてつもなくプライドが高い。その高さは人類最高クラスと言っても過言ではなく、ホント尋常ではありません。

そんな日本人が褒めるなんてことをできないのはあたりまえで、
褒めようものなら、わざとらしくなったり違和感バリバリになるのは当然の結果なのです。


プライドが高いから恥ずかしい。
恥ずかしいから褒められない。

⇒プライドが無かったら?🐧

🎒称賛不在の青年期



私たち日本人は、褒めることに無縁で育っていきます。
そのせいで人を褒めることを知らない大人になってしまうのです。

ただし、幼少期だけは誰もが褒められます。

いい子だね~
えらいね~
すごいね~

親をはじめ大人たちが、無条件にチヤホヤしてくれるから。

あなたも覚えがありませんか?
褒められて嬉しかったでしょ😊

なぜ大人が子供を簡単に褒めるかというと、褒めることが良いこと・効果的だとわかっているからです。実際‥褒められた子供は躍動します。
だから大人たちはウソ・ホント構わず、挨拶代わりに子供を褒めます。

大人が子供を褒めるのは人としての本能的な情愛からですが、明らかな小人弱者である子供を褒めてもプライドには影響しません。ある意味、犬や猫などの小動物にカワイイ!と反応するのと同じです。
だから反面、ある程度の分別がつく年齢(思春期~)になってくると、偉業を除き‥手のひらを返したように褒めなくなります。
もはやカワイイ!というような対小動物レベルの接し方は通用しないためであり、相手も幼少時と違って大人に近づいた‥それ相応の対人反応をするからです。
そのため、照れが生じるのを皮切りに‥だんだん褒めることから距離をとってしまいます。これは素直な気持ちを伝えられなくなるためです。(本能的な情愛がプライドによって邪魔される)

もっとも、恥ずかしさを感じるプライドの高い人は、子供や小動物にすら称賛はできませんがね💦

逆に一方で、しばらくぶりに会う親戚のオジさんなんかは、変わらず褒めてくれたり😊

🚩称賛を忘れた大人たち

幼少期だけ‥期間限定で褒められた子供たちは、気づけば称賛を忘れて成人を迎えます。

子供嫌いでもないかぎり、先述した理由で幼子だけは褒めるかもしれません。
しかし対大人となると、下心がないかぎり褒めることはないでしょう。

この背景として…
思春期(早ければ小学生時代)には褒められることが失くなったため、無意識に褒める対象(物事・事柄)ではないと認識するようになった・褒めないことが普通になった‥と私は考えます。なにしろ周囲が褒めていないから。(皆がやらないから私も‥という日本人の伝統思考)
だから滅多な事でもないかぎり、人を褒めないのです。

皮肉にも、親がしていることをしっかり受け継いでいるわけです。
子育て成功?


🌆潤いのない社会へと



日本人は、

子供の時は褒められていました。
子供に対しては褒めます。

しかし、子供でなくなると褒めることは終了。

その結果、称賛が存在しない(褒め合わない)社会になってしまいました。

例えば職場に目を向けても、
「注意はしても褒めることはない」‥そんな人ばかりではありませんか?

たまに褒めても(褒められても)冗談調だったり、いかにもお世辞だったり💦

褒めることが良いことであるのは誰もがわかっています。でなきゃ子供を褒めるなんてこともしません。
しかし妙なプライドに起因する恥ずかしさから、それができなくなっているのです。
じつに残念でなりません。

妙なプライドが出てくるのは、日本人がニュータイプからオールドタイプへ転化してしまう時期(一般に少年期末期~)と同じ。


もしも子供時代限定でなく、成人するまで称賛に包まれて過ごしたら、
人々には思いやりがあり、社会はもっと潤いのある明るく穏やかなものになっていたと思います。いえ確信します。きっと褒め合うことが常識になっていたはずだからです。
現に称賛が日常的な欧米諸国は、コミュニケーションの質が違うのも手伝って、人間がじつに豊かですよ✨

称賛があるってことは、感謝や謝罪もしっかりあるということです。
感謝・謝罪・称賛は1セットで絶対的なゴールデン・トライアングル。例外はありません!

だから褒めることは、人間として絶対的に大切で必要不可欠なのです。



日本人はなぜ褒めないのか?

プライド(クソ意地・自尊心)が高いから
プライドのせいで恥ずかしさを感じるから
褒める習慣を構築できなかったから
口に出すことでもないと思っているから
コミュニケーションが貧しいから



Meister CZ
🍶🍷🍸🍹🍺

💁
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