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ニュータイプ覚醒論　第41章

Meister CZ -

 褒めない日本人・番外編



日本人は褒めない。
褒めることができない。


常々、私はそう申し上げているが、
此度のサッカーW杯で、
「日本人はホント、他国を褒めないよなぁ～」と再認識させられた。

スポーツという環境から、世界各国と如実に異なる人間性が見えるのである。

今回はサッカー選手に限定して話をする。

🚩選手のコメントに見える性・サガ

スポーツにおいては試合後、選手へのインタビューで様々なコメントを聞くことができるが、サッカーも例外ではない。ましてやW杯ともなればその注目は高いため、より多くの選手の声を聞くことができる。

この選手の声であるが、
私は日本人選手に対して長年ずっと違和感を‥いや、ある種の不快感を抱いてきた。そして今回のW杯でも然りで、より明確となった。

それは何かというと、
選手たちのコメントには対戦国（相手）は登場せず、いつも自分たちのことばかりだということ。
インタビューの仕方もあるのだろうが、もはや法則の如く‥日本人選手は自分あるいは自分たち（自チーム）を主点にコメントし、対戦相手については触れないのである。
⇒対戦相手を褒めない

しかし、他国（主に欧州諸国）の選手は自分たちのことだけでなく、必ず対戦相手のことにも触れる。
⇒対戦相手を褒める


例えばこうだ。

★外国の選手または監督

『日本代表はとてもタフなチームで、とても難しい試合になった。彼らはよく走るし、規律にも優れている。』

★日本の選手または監督

『自分たちの力を十分に発揮できていた。もちろんトップに行くためには全てをレベルアップしないといけないですけど、素晴らしい自分たちのサッカーができたんじゃないかなと思います』

☆敗戦時、スペイン代表監督のコメント

『チームの仕事ぶりには満足しているし、選手たちのことは誇りに思っているよ。どちらかと言えば我々が試合を支配していたが、決定的なチャンスをほとんど作れなかったことについては責められても仕方がない。我々にはゴールが足りなかった。モロッコ代表の選手たち、とりわけGKのボノを祝福したい。』


これらはほんの一例である。
※実際のコメントを引用


私は長年多くのコメントを見聞きしてきたが、

外国人は、相手を称賛したうえで、各々のコメントをする。
日本人は、相手を称賛することはなく、自分たちの事だけを話す。

この図式に例外はないと言っていいだろう。
（勝敗に関わらず）


あなたも意識して見聞きしてみてほしい。
必ず気づくはずだ。この人間性の違いに。

🚩リスペクト？

昨今、やたらと「リスペクト」という言葉が使われている。

日本の選手は強豪国をリスペクトし過ぎ‥とか、
（一般論・不特定多数で）リスペクトが足りない‥とか。


そもそもこのリスペクトとは何だろう？

リスペクトとは「敬意」や「尊敬」という意味である。
横文字を好んで使うところに真剣み・真実味を感じにくい💦なぜ日本語を使わないのか！

日本人は、基本的には相手に敬意を払える国民だと思う。人にぶつかったら謝るし、年長者を敬う等、最低限のことは日常的かつ自然にやってのける。
しかしながら、これらが行われるのは意外にも「当たり障りのない間柄」や「ビジネスその他社交」に限られる傾向が強い。
本当に敬意を払わなければならない時に払わない（払えない）のが日本人ではないかと私は感じる。そのひとつの代表的な場面が、先述したサッカーでのコメントである。

自分たちの事を話し、自国民への（決まりきった）感謝・謝罪もいいが、
相手が存在し‥そしてそれがスポーツである以上は、やはり相手に敬意を払う（明確な発信をする）ことが必要ではないだろうか？
競技において、日本人は武道の精神が根底にあると思われる。だからこういった事は残念に思う。

私の人生観は外国寄りであるため、諸外国の在り方が標準となっている。だから余計に日本人の「自分だけ・自分さえよければいい」という思考と価値観に遺憾の念を抱くのである。


敬意あっての称賛。
褒めること、褒め合うことは相手への敬意から。

日本人が他国にしっかりと敬意を払える時、称賛も互いに自然なものとなるだろう。
そしてそうなってこそ初めて、日本人は真に地球人へと近づくだろうと、私は思い確信するのである。


個人的にずっと思っていたことを述べましたが、あなたはどのように感じたでしょうか？
この類の事は簡単なテーマではありませんが、こういった問題提起からも日本人の覚醒を見い出していきたいと思っています。


Meister CZ
🍎🍑🍓🍇🍈

💁
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Michel LabatutによるPixabayからの画像

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