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🌐ニュータイプ覚醒塾

バリスタのよもやま話 第45話

アニメ「バビロン」へ怒りのレビュー



今話では2019年に放送されたアニメ「バビロン」について痛烈な批判をします。
今後同作を視聴する可能性が高い人は、今すぐページを閉じてください!

💣内容には作品における重大なネタバレを含みます。
また同時に別アニメ「MONSTER」の重要人物を引用します。
何卒ご了承ください。


私がブログで一作品を批判するのは初めてです。
しかし今回はどうしても声を上げたくて記事にしています。
それほどにガッカリさせられた作品だからです😫

よかったらお付き合いください☕
そして視聴済みの人は(気が向いたら)ぜひ御声をください!


💥正統派・社会派サスペンス!と思いきや…



バビロンは…
「善と悪」「正義とは何か」「人間の尊厳」をテーマに、
スタイリッシュな描写で重厚な物語が展開する社会派サスペンスです。

私はサスペンス・ミステリーが大好きなので、バビロンを観始めた時、それはそれはドキドキワクワク。胸が高まりました。
なにしろこの手の本格派アニメって、ありそうでなかなか無いもんですから。
実写とはまた違う、独特の世界観や緊張感が良いのです😊

全12話ですが、1話のラストでいきなり衝撃が!こりゃ一気見の勢いが出始めます。
2話3話…と立て続けに見ると、もう10点満点の最高傑作の予感ですよ!

しかしです😐

中盤以降からどうにも不可解な展開が見え始め、終盤で不愉快な確信に変わります。

その元凶は曲世愛(まがせ・あい)
ミステリアスな重要人物のまさかのチート設定が、この最高傑作が確実視された作品を滅茶苦茶にぶち壊し、奈落の底に突き落としてくれたんですよ!

私はこれまで様々な映画・ドラマ・アニメを観てきました。その数は計り知れません。
そんな私にとって心底腹が立った‥初めての作品になってしまったのですこのバビロンは😢
後味の悪い結末を迎える作品は少なくありませんし、何でもかんでもハッピーエンドが良いわけでもありません。
しかしこのバビロン、最高傑作の可能性を大いに期待させながら‥これはないだろう!という展開と結末だったからこそ、私の怒りや失望も大きくなってしまったのです。

ではメスを入れましょう‥麻酔はかけずに😜


😱滅茶苦茶なキャラ設定&チート技⁉



曲世とはいったいどんな人物なのか?
彼女は序盤より登場するミステリアスな存在で、いわゆる黒幕や犯人を匂わせる‥物語の重要なカギを握る(それを感じさせる)人物です。

でもこれだけならミステリーお馴染みのポジションですよね?
はい、これで終われば今回の記事は生まれません👨


私が問題視する滅茶苦茶なチート設定とは?

曲世と話す(彼女の声を聞く)と、自殺欲求が生まれて最大化するという設定。
「死にたい」という潜在的な願望や、理性では抑えきれない「死への衝動」を直接的かつ問答無用に刺激し増幅させる。

つまり、曲世の声を聞くと必然的に自殺する。

これが最高傑作が駄作になった要因です!


バビロンは、人間の尊厳という視点から「自殺する権利」をひとつのテーマにしており、劇中では「自殺の合法化」という形で提示されています。
しかしながら、
曲世のこの滅茶苦茶な能力は作品の魅力を大きく損なわせ、台無しにしているのです!

劇中でこの曲世の声を聞いた者は、問答無用で次々と自殺していきます。
初めのうち(序盤~中盤)はなぜ自殺したのかがわかりません。これが謎となり作品の醍醐味となるはずでした🌀
しかしある時点で主人公の協力者が、目の前で自殺します。

その時の彼のセリフが、
『ありゃ無理ですぜ、とてもじゃないけどマトモじゃいらんねぇ、耳元でね‥そっと話すんですよ。それっきりで、もうダメにされちまったみたいで‥』

このあとリアルな性的衝動に例えた言葉が続くのですが、その後‥銃で積極的に自殺します。

劇中の自殺者がほぼ男性であることを踏まえると、性的衝動に重なるものがあると推測できます。しかし公式では明示されておらず、見識者も性的衝動を否定。
制御不能な本能からの性的衝動というならまだ辛うじて説明がつくかもしれませんが、そうでもないようなのです😓
しかも曲世の能力や、自殺への経緯についての説明は、憶測含め一切ありません!

だから見ていてワケが分からん展開で、このあたりから物語も崩壊していきます💦

要は、社会派サスペンスからオカルトに一変していくわけです。
たったひとり‥曲世というチートキャラのせいで…😢😡

🚩まるでザラキ!

あなたはご存知でしょうか?ザラキ
国民的RPG「ドラゴンクエスト」に登場する攻撃呪文です。
この呪文は相手に死の言葉を投げかけ、かけられたものは(体力に関係なく)即死します😱

曲世のチート能力はまさにこのザラキなんですよ!
どうしようもないトンデモ設定です。

作品は現実的な社会派サスペンスです。SF・オカルト・ホラー・ファンタジーではありません。(公式含めあらゆる方面で確認済)
主人公はお堅い検事だし、登場人物は皆‥生身の人間です。世界観も現実の日本であり、一部欧米です。

なのに声を聞くと死。完全にザラキです!

悟空だって『そりゃねーだろ、おめえズッリィーぞ!』と、ぼやくでしょう🙃💦

サスペンスにこんな設定が必要でしょうか? いいえ、絶対に不要です。
主人公側は呪文を使えなければスーパーサイヤ人にもなれません。当たり前です‥現実的な設定なんだから。

考えてもみてください。
刑事ドラマの「相棒」を観ているとします。でも捜査をしていくと黒幕は貞子(リングの怨霊)でした…ってなもんですよ😓

凶器:ありません
動機:ありません
証拠:ありません
証人:おりません

自殺幇助も問えません。

さすがの右京さんもどうすることもできないでしょう💧

これならやっぱり、主人公側は時間を巻き戻せるとか‥何らかの小技が欲しいものです。
はたまた北斗神拳が使えるとか😁

物語・作品の破綻です。

今一度言いますが、バビロンは社会派サスペンスで、主人公はお堅い検事です。(公式その他で確認済)


🎈ヨハンになれなかった欠陥曲世



あなたは「MONSTER」というアニメをご存知でしょうかね?
同作品にヨハンという人物が登場します。

ヨハン・リーベルト:「言葉の怪物」

ヨハンは、類まれなる知性とカリスマ性、そして人の心の闇を見抜く恐るべき洞察力を持つ青年です。
その恐ろしさは、上記に加え‥超絶的な話術と相手の心理を完全に掌握する手腕によって、人を意のままに操り、破滅へと導く点にあります💀

彼は、自らの存在を歴史から消し去ろうとし、出会う人々を次々と不幸に巻き込んでいく「怪物」と呼ばれますが、その行動の全ては、彼自身の過去の体験や、複雑な人間関係、そして周到に練られた計画に基づいています。
なぜ彼がそのような思考に至ったのか、どのようにして人を操る術を身につけたのかが、非常に緻密な心理描写と論理的な展開で丹念に描かれているため、視聴者は彼の「悪」に圧倒的な説得力を感じるでしょう。

彼には「凶器も動機も証拠もない」ように見えて、その裏には人間的な動機と、周到な計画、そして心を操る「言葉」という最も巧妙な凶器が確かに存在します。
だからこそ、多くの視聴者が「史上最高の悪」として、彼の存在を胸に刻んでいるのかと思います。

🚩曲世はヨハンに遠く及ばない欠陥品

そのヨハンに比べたら(いや比べるまでもなく)曲世は完全にゴミ。足元にも及ばないクズです。
その能力はぶっ飛んでいてまさにザラキですが、同時に単なるチート技です。登場作品を間違えています。他作品でもお呼びでない😝
そこに個性など何もなく、キャラクターとしての説得力もありません。また悪役としての風格や存在感さえ微塵もありません。
選挙をしたらヨハンの圧勝でしょう🎉物好きだけが彼女に投票するんじゃない?

MONSTERを観て、バビロンも観た人なら、いかに曲世の存在がゴミであることがお分かり頂けるかと思います。
物語の序盤~中盤の正統派な展開はいったい何だったのか?
終盤でも各国首脳が人間の尊厳について熱く議論するなど、一部まともなシーンもありますが、やはり曲世がぶち壊します‥まさに作品ごと。

ザラキーマ。
(不条理な集団自殺)

真面目に視聴したことがアホらしくなりますよ本当に💢

サスペンス・ミステリーファンを愚弄する究極の駄作ですバビロン(曲世)は。


📗唾を吐かれる最低の駄作へ



なぜ駄作なのか?

作品テーマが「善と悪」「正義とは何か」「人間の尊厳」であり、
極めて正統派で現実的な社会派サスペンスだと思えたのに、中盤以降で崩壊・真っ逆さま。

曲世という‥どうでもいいゴミキャラがひとりで作品をぶち壊した(しかもザラキというぶっ飛び技で)
作品が扱おうとした「命」や「自殺」という厳格なテーマが、もはや何も関係ないことになってしまった。
「人はなぜ自殺を選ぶのか」という問いが、曲世の声という滅茶苦茶な理由に帰結してしまった。
これらの背景(曲世の能力や自殺衝動のメカニズム)について説明が一切ない。

そして何より、作品の核心テーマである「善と悪」

物語のクライマックスで、各国首脳たちが「善とは何か?」「悪とは何か?」そして「自殺の権利」について深く議論を交わしました。
倫理、道徳、法律、そして人間の本能といった多角的な視点から、延々と議論が繰り広げられたわけです。
視聴者はそれに向き合わされた)

にもかかわらず、物語が最終的に提示したのは、

そんな議論が明確な結論に至らず、世界全体が「自殺の権利」という不毛な問いと向き合うことになっただけ‥というものでした。
曲世の安っぽい存在のように、普遍的な「善」や「悪」の基準が揺さぶられ、誰もがその問いに対する答えを見出せないまま、混乱の中に放り出された、という結末でした。

とてつもなく無責任でお粗末な終わらせ方だったのですよ!😡

視聴後に振り返れば、最初の犠牲者となった主人公の部下は完全にピエロだし、最後のアメリカ大統領の自殺衝動に至っては、それまでの話が無意味となるため‥あまりに乱暴すぎて滅茶苦茶!
本当に何もかも曲世ひとりで崩壊してしまって、不愉快極まりない💢

最も腹の立った作品は?と問われれば、迷わず超速の即答でバビロンと答えます。
バビロンの前にはどんなに胸糞悪い作品でも吹き飛ぶよ💨

🚩新たな視点で完全リメイクを望む!

曲世がいなければ、いや曲世がいてもチート設定が無ければ、バビロンは最高傑作になったと思います。
サスペンス・ミステリーファンの私からして、アニメ描写その他‥非常によくできた作品だからです。それだけに本当にもったいない!😢
作者には作者の思惑があるでしょう。当然です。そして絶賛する人もいるのでしょう!しかし、この曲世の在り方は本当に頂けない!私は断固として大否定するものである!

でもだからこそ、思い切った視点でリメイクしてほしい!
(実写は勘弁ね💦けど韓国の制作なら見たいね😉)

🚩終えての可能性と

私自身、一作品に対してこんなに感情的になるとは思いませんでした。
しかしそれは、考えるべき事であり、皆さんそして世間への問題提起でもあります。

世の中にはじつに様々な作品がありますが、このバビロンのように無責任かつお粗末な展開と終わらせ方をする作者(作品)は多いです。
そしてこのバビロンこそ、栄誉ある駄作チャンピオンになりました。しばらくはずっと王座に君臨しちゃうかな😓
口コミ・レビューを見ても中身のないコメントが多いのは、この作品その出来が見事に反映されていると言う事ができるでしょう。

皆さんは、あなたはバビロンを観ましたか?
どう思い何を感じましたか?
よかったらぜひ聞かせてください。

観ていない人も、時間が許したらご覧になってみてください。
私の批評を目にした後での視聴、それはそれでなかなか意義があるかもしれませんので🍵


バビロン…
いったい何だったのだろう?

視聴後にこう考えることが、作者の狙いだったのかな?😜



 Meister CZ
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  • ブログの投稿者: UENO.K
  • タイトル: バリスタのよもやま話 第45話
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